Skill_S04 of Rusutsu

☆ルスツエリアのソアリング技術と、クロスカントリー技術

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大会に参加してみましょう

北海道内には、何カ所か大会レベルのエリアがあります。普段と違う風景を飛ぶのは気持ちの良いものです。
どこのエリアも、ルスツのような単純な地形ではありませんし、どこに流されても緊急着陸場があるわけではありませんので、複雑な地形とその風向きから、理論的な気流の読みが必用です。
また、新しいエリアでは、そのエリアの達人や、上級者の高い技術を学ぶ事は、とても良い事です。

大会の知識

大会はパイロンレースといって、設定されたパイロンをできるだけ早くまわり、各パイロン(セクター)の写真を撮影してゴールするものと、飛行距離を競う物がほとんどです。
なお、公式ルールは、JHF発行の大会の規約(600円)は、読んでおかないと失敗します。

大会の準備と、バリオメーターの設定

大会独特の「必要なもの」があります。マップケース・時間を写し込めるカメラと、カメラケース・最近は、カメラ撮影ではなく大会規則に則ったGPSを使用しています。ルスツでは大会を行っていませんが、無線は各連盟や協会で用意をしているスカイレジャー無線を使用しています。それからタスクが発表されたときに、マップにコースを書き込むための赤のボールペン、蛍光ペンがあると便利です。
GPS、アルチバリオメーター、無線の電池は充電や交換をしておきましょう。(高度が取れて気温が下がると、電池の電圧も下がります)
対地高度が500メートル以上になると、対地速度が目視では分からなくなります。GPSは、対地速度が分かるだけでなく、どの向きの風に流されているのか分かります。1000メートル以上の高度を取ると、風向きがその高さによっていろいろ違う事が分かります。高度によるその境界層に起きている気流の乱れ(シアー)も理解しながら、自分に有利な風向きに乗って飛行する事ができます。

大会出場者の多くは、バリオメーターのシンクレートを1.5メートルではなく、0.5メートル前後に設定しています。ふだんは降下音を聞きながら飛んでいるのです。
使い方は、降下音が止まったら、サーマルのそばに来ていると判断出来るからです。
微妙にサーマルのコアを探すためと、万が一の電池切れに備えて、ヘルメットに取り付けるミニバリオをもう一つ取り付けて2個のバリオの音を聞きくらべながら飛んでいるパイロットもいます。

大会の要領

最近の大きな大会では、カメラ撮影ではなく、GPSで行っています。
大会が始まる前に競技委員から、エリアのパイロンデータを各自の持っているGPSにインプットされます。
競技中パイロットは、GPSデータを頼りに競技を進めます。
その日の大会が終了したら、GPSを提出し、タスクを回ったデータを出力して、順位を決定しています。
レースはどれだけ良い飛びをしても、GPSのデータがはずれていればアウトです。手堅くパイロンを通過しGPSにデータを残します。
ゴールも、決められたゲートの内側を規定の高度以下で通過しなければ認められないこともしばしば有りますから気を付けましょう。(そのミスで世界戦トップゴールを逃した日本人がいるのです)
パイロンレースは普通、アルファベットで書かれたパイロンでタスクが(ABDCEBFなどと)発表されます。これを順番に回るわけですが、飛んでいると、どこまで回ったか解らなくなることがあります。細く切ったガムテープで一つずつパイロンをマップケースなどに貼って、回ったパイロンを剥がしていくとわかりやすいです。
草大会でゴール以外の着陸は、無線が交信できる高さのうちに着陸地点を本部に報告してください。

大会は、初めのうちは、気軽な気持ちで参加すると楽しいです。
大会に関係なく、いつもルスツでのんびり飛んでいるのも楽しいです。
パラグライダーは、飛ぶほどに奥が深いスポーツです。普段のフライトの中でこのリポートを繰り返して読み、楽しいフライトに生かして下さいネ。

行があまったので一言、

たとえばハンマー投げの鉄球でも、ほうり投げて落下するとき、落下速度が加速度の定数より遅くなったときに、揚力が発生したと言います。
ゴルフボールが飛ぶときにディンプルがある玉が回転する事で揚力が発生し、20%前後も飛距離が伸びています。クラブヘッドの形はボールに回転を入れる為の形なのです。
でも僕はパークゴルフをした事がありますが、ゴルフボールを打った事がありません。ほんとに!

ルスツパラグライダースクール校長 
青木章市
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